赤ちゃんの肌に保湿剤をぬるべきか?
今回の出産後、入院中の指導で「沐浴の後は保湿をしてあげましょう」と習ったのですが、一緒に受けていたお母さんの1人が「保湿ってしないとまずいんですかね?1人目のとき、特にしなかったけど問題なかったのですが…」って質問してて。
それに対して助産師さんが「保湿は必要ですねー」って返事してたのだけど、その質問したママ、イマイチ納得いかない顔してました。
何を隠そうそれを聞いていた私も、長男のときは何も塗ってなかったけど特に問題なかったし、むしろ赤ちゃんの肌にあえて余計なものを塗るということに抵抗があったので、「保湿なんていらないでしょう。人間の自然の力を信じる!」くらいに思っておりました。
赤ちゃんに保湿ってするべきか??
今の私、このときの私に強く言いたい。
「赤ちゃんに保湿は絶対するべき!!!」
保湿をしなかった次男の話
新生児期(生後0カ月)
次男とともに退院後、自分の勝手な信念?(長男のときは大丈夫だったという単なる思い込み) で保湿はしない生活。
退院してしばらくはまだ皮膚落屑とかいう皮がはがれていう脱皮みたいな状態がしばらく続いていて1ヶ月くらいでそれがきれいになりました。
生後1-2か月
たまに、おでこや眉毛のあたり、またあごなどに少し赤みがあったりぶつぶつができたりしたのですが、お風呂で石鹸つけてよく洗ってあげていたらすぐにきれいになりました。そのあとはたまに赤みが出たりするものの赤ちゃんにはよくあることかなと気になるほどではありませんでした。
体のほうもお腹や手足に小さい赤いぷつぷつができたり消えたり。一度おなか全体にぶわーっと湿疹がでたことがあって、まだ暑い時期だったし、あせもかしら?と思ったりもして様子を見ているうちに数日で落ち着きました。
顔も体も湿疹がゼロになることはなかったのですが、ネットで調べても、赤ちゃんは湿疹ができやすいけど、1歳くらいまでには肌も強くなってきれいになることが多いと書いてあって、だいたい、ひどい場合にはお医者さんに行きましょうという文句で締められている。
それを見て、うちの場合はそこまでひどくないし、お風呂にいれて清潔を心がければいいかなという自己判断で対応していました。
生後3-4か月
3か月すぎるころ、特に体のほうが小さいぷつぷつが胸やお腹中に広がってきて、なかなか消えなくなってきました。このころ季節は11月であせもは考えずらい。これはさすがに保湿したほうがいいなと手持ちのオーガニック無添加系のローションやオイルで保湿を始めました。保湿するとよくなってきたように見えたり、またぷつぷつでてきたりと、確実に治っているという実感は得られず。
顔はすごく赤みがあるというわけでもないのだけど、目の周りや耳の周りがかゆいようで手のこうでこする仕草をよくするようになりました。お風呂上がりなどには少し赤く見える部分が出てくる状態でした。さらに、頭皮はがかさかさでふけみたいにぽろぽろむける状態になっていました。
このころになるとさすがに私も完全に楽観的ではいられなくなり、もしかしてアトピーなのかもとも思い、不安になりはじめました。調子がいいときはあまり気にならないのだけど、悪化したように見える日にはまた急に気にな
って、授乳中などにスマホでちくちく赤ちゃんのアトピーについてを検索(笑)。
病院に行くとステロイドを出されてアトピーが悪化したとか、本当はステロイドを使うべきなのに非ステロイドの塗り薬で余計にひどくなったとか…検索するといろんな情報が目に入って、病院に行く心も決まらず、保湿でなんとなくよくなったり気がするものだから、せっせと自宅対応をする日々でした。
ですが検索を繰り返すうちに、赤ちゃんの皮膚のことや湿疹、アトピーのことについてあまり知識がなかった私、ようやく「赤ちゃんはやっぱり保湿しないとダメだったんだ…」ということに完全に合点がいったのです。
私が理解した赤ちゃんの肌と湿疹、アトピーについて
1.赤ちゃんの角質層はとーーっても薄くてもろい(バリア機能が弱い)。だから乾燥しやすい
2.生まれて0-2か月くらいは、ママのホルモンの影響で油脂が多めだけど、それ以降は油脂が減って乾燥しがち
3.湿疹というのは、肌が炎症している状態であるということ
4.かさかさした肌のバリアが壊れている状態や炎症をほっておくと、細菌に感染したり、アレルギー物質を取り込んでしまったりして、よりひどい皮膚炎やアレルギーになってしまうこともある
5.だから皮膚のトラブルは症状が軽いうちに対処してきれいな状態を維持することが大切
6.赤ちゃんのアトピーは厳密には原因不明みたいだけど、初期の乾燥による湿疹が悪化してアトピーに移行するということもある
なんと・・・。上記の1,2は、病院で聞いたりして知っていたけど、3-6については知らなかった。
3-6を知ると、今まで知っててもあまり響いてこなかった1,2の赤ちゃんの肌は薄くてバリア機能が弱いから保湿すべきということの意味が俄然腑に落ちた。
乾燥肌をほっておくと、それが原因でアトピーになることもあるなんて・・・!
あと、アトピーのケアとしても、とにもかくにも保湿だということもわかった。
保湿、超重要じゃん!!
だいたい、ばかな私は、湿疹=炎症だったんだということに初めて気が付いた。。。
#ステロイドを使う意味というのは、上記の4、5に該当してとにかく皮膚の炎症の症状を治して連鎖的な疾患につながるのを防ぐということなのだと理解しました。
(ステロイドについては、副作用や使用の是非がいまだに自分では判断できるレベルに理解ができていないのでなんだか怖そうという気持ちはまだあります)
これが理解できてからは、ともかく皮膚科に行ってみよう、とすぐに皮膚科に行ったのでした。
このとき、生後4か月末。
皮膚科にて
先生いわく、脂漏性湿疹でしょうとのこと。
ええーーっ!?
脂漏性湿疹って、ネットとかでは生後3カ月くらいまでで終わると書いてあったのに、もうほぼ5カ月だし、肌があぷらっぽいというより、乾燥してるように見えるのに?と疑問に思い、先生に質問すると。。
頭皮がむけるのは典型的な症状だし、脂漏性湿疹というのは、皮脂腺の部位にできる湿疹で乾燥していてもなる。顔まわりやひじなど、息子の湿疹がひどい場所からそのように考えられるということでした。
なるほど。確かに。
ようやく納得しました。
脂漏性湿疹の原因の菌を抑えるニゾラールという薬を出されました。
そして、保湿もしたほうがいいので、ヒルドイドも。
塗り始めて2週間
頭のほうは確実に治ってきています。頭中うろこみたいにカサカサして、はがれた皮膚が髪の毛についてたのがほとんどなくなりました。(まだ乾燥してカサカサしている部位は見えます)
顔まわりやこめかみ、耳の後ろのぶつぶつは、相変わらず出たりひいたりなのですが、2週間前と比べるとやっぱりきれいになってきたように思います。
問題は体の湿疹。こちらははっきりとよくなったとは言い切れない感じ。
頭と顔は明らかにニゾラールが効いてるけど、体は効いていないのかも?でも、悪化してるわけでもなく、わずかによくなっていると言えなくもない・・・かな?一進一退な感じでまだ判断しかねます。
いずれにせよ、全体的には良くなってきていること、お医者さんに説明受けたり相談できることで気持ちすっきりです。(←ほんと早く医者行けよって感じ)
乾燥の季節が終わるころにはきれいになるといいなー。
いやほんと、赤ちゃんの保湿、重要です。
コメントを残す